当財団について

ABOUT

才能開発教育研究財団とは

すべての人間の、それぞれの才能を発見し、伸長させ、開花させます。
当財団は、教育工学研究協議会・日本モンテッソーリ教育綜合研究所・全国児童才能コンテストの3つの公益事業を通して、子ども・学校・指導者への幅広い教育支援活動を行っています。

設立趣意書

 すべての人間の、それぞれの才能を発見し伸長させ、開花させることは近代社会の最も緊要な課題であり民主教育の責務と言わねばなりません。

このテーマの解決は、幼年期から青年期にいたる教育期間においてあらゆる角度から、最も科学的な方法により個々のもつ特有の才能、適性、進むべき方向を求め、把握しさらに適当な助言、指導を行うことにあります。
このような趣旨において、専門学者と教育の現場を融合した「才能開発教育研究財団」を設立し、教育相談所の開設、才能開発に関するテスト、器具、出版物の作成、幼児を主対象とする実践研究、及びその教育・指導方法の普及さらに世界的視野に立つての研究会、講習会、講演会などの諸事業を行い、もって個人の幸福と、近代社会の大きな要請にこたえんとするものであります。
 
「昭和42年8月10日付け文部大臣宛設立許可申請書より」

理事長挨拶

私たちの財団がその第一歩を踏み出したのは、戦後20年が経ち日本がこれから高度成長期を迎えようとしている昭和42年8月、(株)学習研究社{現(株)学研ホールディングス}の出捐により設立されました。
 
教育ドクターから第一歩を踏み出した当財団が教育工学、教育賞、コンテスト事業、モンテッソーリ教育、教育相談、日本語運用能力検定、教員免許更新講習、先生の学び応援サイト、幼児教育における国際資格取得と次第に事業活動の分野を広げてきた過程を振り返りますと、多くのお力をいただいてきたことに改めて気づきます。
 
2011年4月には才能開発教育研究財団は、公益財団法人として新たな一歩を踏み出しております。
 
理事・監事・評議員として、また各事業の講師、審査員として直接かかわっていただいた方々はもとより、所管庁をはじめ、各自治体の教育委員会、校長会、保護者の団体などさまざまな教育関係機関のご支援ご協力をいただいてまいりました。
また、財団を初期から支え、事業の遂行に力を貸してくださった多くの方々に感謝を申し上げる次第です。
 
世の中の進歩は、さらなる便利さを求め続けてまいります。この便利さを現実化されるようになると、心や精神の欠落を生みます。月が満ちたあとに欠けるときがあるように、変化を求めるのはよいが、 同時にそこには欠落を生む危険性をはらむものであることを十分に意識していかなければならない、設立者はよく言っておりました。
財団は、社会にしっかり目を向け、それが必要とする変化を目標にして、社会への愛を育みながら進んでいくべきであると確信して今後の舵取りをしていく所存です。
 
これもひとえに、当財団にお力添えくださいました皆様のお陰と、改めて深く感謝申し上げますと共に今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
公益財団法人 才能開発教育研究財団
理事長 碇 秀行(いかり ひでゆき)