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才コンについて

あなたの作品をコンテストに応募しませんか?

 全国児童才能開発コンテストは昭和38年に制定され、以来毎年行われている顕彰事業です。

 児童の「豊かな感性・情操」を養うとともに、 小学生の文化的・科学的才能の育成をめざすことをねらいとしています。
 図画部門では、学校を通して応募を受け付けており、
 科学部門では、県または市郡などで開かれる理科・科学作品展の中から、その主催団体等が推薦する優秀な作品として応募を受け付けております。
 優秀作品には賞を贈呈し、その成果を広く一般に紹介しております。
※作文部門は、第61回(令和6年度)で終了しました。

  • 作文部門とは

    作文を通して、自分の思いや願いを文章で表現する力を育みます。
    ※作文部門は、第61回(令和6年度)で終了しました。

  • 図画部門とは

    感性や想像力を働かせながら、自分の思いを絵に表現することを狙いとしています。

  • 科学部門とは

    科学への興味・関心を深め、物事に対する知的好奇心を育みます。

毎年たくさんの作品を応募いただいています

こんな風に審査しています
令和7年度(第62回)審査会レポート

図画部門

令和7年度(第62回)受賞作品
審査の経過

 第62回の課題は「自由題」。第一次審査は8名の審査員によって行われました。
 まず、第一段階として全応募作品を学年順に審査し、学年ごとに126点の入賞候補作品を選出しました。引き続き第二段階として、全審査員による上位入賞候補作品の選出に入り、学年ごとに本審査に提出する作品を、32点ずつ選出しました。
 本審査では、この上位入賞候補作品について、1年生の作品から順次学年を追って審査が進められ、各学年の最優秀作品が決定しました。
 最後に、1年生から3年生までの最優秀作品3点の中から文部科学大臣賞低学年の部が、4年生から6年生までの最優秀作品3点の中から文部科学大臣賞高学年の部が選出されました。
 審査では、構図、色彩、手法、テーマ等について審査員の活発な議論がかわされ、文部科学大臣賞受賞作品が決定しました。

総評 文部科学省教科調査官 小林 恭代

 毎年たくさんの創造的な作品と出会うことを楽しみに、この審査会に参加しています。このような質の高いコンクールが継続されているのも、主催者を始め関係者の方々の多大なご努力と、ご指導いただいた先生方、子供を認め支えてくださった保護者の皆様、多くの方々のご支援の賜物と存じます。
 1つの作品をつくりだすまでには、たくさんのことを考え、決め、工夫する必要があります。ときには、思うように描けないときもあるかもしれません。そんなときにもあきらめず、粘り強く最後までやりきる力も必要です。その過程を重視することが大切であり、審査も、この作品がどのようにして生まれたのかという過程に着目して、慎重に行われました。
 子供たちが表した絵は、今だからこそ感じられることを形や色に託して表現されたものであり、心の記録でもあります。だからこそ、自分で考える、自分で決め、やりきるということが大切です。そうして表された作品は、世界にたった1つの宝物となります。でも、宝物は作品だけではありません。夢中で取り組んだ時間、絵に表すことで気付いたこと、絵を見た人とのコミュニケーションも、また大切な宝物になるのです。児童の皆さんには、これからも自分らしさを大切にし、絵に表すことを楽しんでほしいと思います。そして、たくさんの宝物を見付けていってください。
 先生方、保護者の皆様には、子供が様々な思いをもっていることを心に留め、あたたかく見守っていただいていることと思います。絵に表すことでもたらされた豊かな時間は、子供の成長へつながります。子供の表現を見守り、共感していくことで、その時間は更に豊かなものとなっていくでしょう。これからも、一人一人の子供が、自分の思いを大切にして絵に表す活動を進めることができるよう、その子供らしい表現を励まし、支えていただきますようお願いいたします。
 来年も、多くの皆さんの表現の輝きに出会えることを心より楽しみにするとともに、本コンクールがますます発展していくことを祈念しています。

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本審査 審査員 敬称略・五十音順
黒井 健(絵本作家)/小林 貴史(東京造形大学教授)/小林 恭代(文部科学省教科調査官)/田窪 恭治(美術家)/水島 尚喜(聖心女子大学教授)

科学部門

令和7年度(第62回)受賞作品
審査の経過

 各都道府県または市単位の科学作品展の主催団体等からの推薦109点と、作品展が開催されていない地区からの学校長推薦6点の計115点で審査が行われました。
 まず、上位入賞候補作品を学年ごとに5点ずつ選出しました。さらに、その中から17点を文部科学大臣賞候補作品として中央審査会に提出しました。
 中央審査会では、これらの候補作品について4つのポイント(テーマの選び方と内容・研究の方法・結論と発展性・まとめ)により1点ずつ厳しく審査し、加えて全体に子供らしい創造性があるかどうかについて検討がなされました。
 次いで審査員全員による合同審査が行われました。合同審査では、各審査員が学年ごとに推薦する作品について1点ずつ審査され、それぞれについて活発な議論がかわされたあと、文部科学大臣賞低学年の部および文部科学大臣賞高学年の部の2作品が決定しました。

総評 中部大学卓越教授 黒田玲子

 第62回となるコンテストの科学部門にも、例年と同様に多数の優れた作品の応募がありました。本当に嬉しいことですし、どんな作品と出合えるのだろうと、審査員一同わくわくしつつもじっくりと審査にあたりました。
 各作品は、子供が学校の学習で体得した知識などをベースに、科学的なものの見方・考え方の広がりと深まりの過程を、工夫をこらしながら記録したものといえます。今回、最終審査に残った各学年3点、計18点のさまざまなテーマの研究作品は、次のような観点で審査されました。
●子供の発達段階相応の題材や内容、考え方で研究されているか。
●科学的な手法で研究が深まりをもっているか。また、複数年に及ぶ継続研究の場合、方向性や進展性は適切かどうか。
 これらをふまえた慎重な討議の結果、今回は次の2点が文部科学大臣賞に決定しました。
低学年の部は、2年生の「なっとうのネバネバにかてるのか?」という作品が選ばれました。何が納豆のねばねばと勝負をするのだろうなど、興味をかき立てられるテーマでした。
 高学年の部は、5年生の「天気予報に挑戦!」という作品が選ばれました。インターネットで簡単に情報が得られる現在、根気強く雲の観察を続けた点に、まずは感心させられました。
 ところで、令和7年は、ノーベル賞の科学分野の2部門で日本人研究者が選ばれ、大きなニュースになりましたが、お二人ともこれまでの受賞者同様に基礎研究の必要性・重要性を訴えておられました。また、自然災害や感染症などへの対策は待ったなしですし、宇宙開発などの競争も激しくなっています。そのため、多分野での新たな科学的な研究や知見がますます求められていくことでしょう。当コンテストの審査に長年参加していますと、研究熱心な子供がとても多いことに感心させられます。さらに多くの子供が科学への興味・関心を深めてくれることを期待します。

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本審査 審査員 敬称略・五十音順
有本 淳(文部科学省教科調査官)/黒田 玲子(中部大学卓越教授)/白井 克彦(早稲田大学名誉顧問)/露木 和男(元早稲田大学教授)/西村 俊之(学研科学創造研究所所長)