働きながら、家にいながら、モンテッソーリ教師を目指せます。教師養成通信教育講座 0歳〜3歳コース ー受講生募集ー

カリキュラム

講座概要

日本モンテッソーリ教育綜合研究所は、1976年に日本で初めて「モンテッソーリ教育 教師養成通信教育講座」を設立しました。モンテッソーリ教育は、マリア・モンテッソーリが科学的な視点から『子どもの家』の子どもたちをつぶさに観察・考察し、試行錯誤を繰り返しながら生み出された教育法です。モンテッソーリが着目したのは

  1. 「子どもを観察する」

  2. 「教育の主体は子どもである」

という点にありました。

そこから導き出された基本的な考え方は、子どもは生まれながらに「自己教育力」を持ち、自然から与えられた設計図に基づいて、おのずから成長・発達する存在だとしています。したがって大人(教師)にできることは「さまざまな経験が可能なように子どもを取り巻く『環境』を整え、成長・発達できるように『自由』を保障することで、『すでに始まっている成長という仕事を助ける』ことだけである」と述べています。
このようなモンテッソーリの教育に関する考え方に共鳴・賛同した当研究所は、日本における幼児教育のさらなる拡充と普及をめざしてきました。その結果、従来にはなかった、学ぶにあたって時と場所を選ばない「通信教育」という方法を採り入れることになったのです。

0歳〜3歳コース紹介

0歳〜3歳は長い一生の出発点であり、この後に続く何十年という人生の基盤となる時期です。そのうえこの時期は無意識、つまり記憶には残りません。しかし、この記憶に残らない時期が人生の中でもっとも吸収力の強い時期であ り、その後何十年かけても達成できないようなさまざまな事柄を、いとも簡単に、成し遂げていくことができる時期ともいえます。

この時期の発達の課題は、「できるようになること」です。たとえば一点を注視できる、首が据わる、はいはいができる、歩けるようになる、しゃべることができる等です。この発達の課題は、あらかじめ時期と順番がプログラムされたもの、つまり設計図として子どもの中に内在します。これは、私たち大人が教え込み、訓練して発達を遂げさせるのではなく、子ども自身ができるようになる力=「自己教育力」を環境に注ぎ込むことで、発達は成されていきます。
この肉体・精神の両面における発達が健やかに成されていくために基盤となるのが、子どもにとっては私たち人間の社会に「適応」していくことです。「適応」は0歳〜3歳コースのキーワードといってもよいでしょう。適応を可能にする条件として、私たち大人は「子どもを受容すること」が重要になり、その結果子どもには「基本的信頼感」、つまり人と結びつく力が築かれるのです。

0歳〜3歳コースの講義は理論と実践の2本柱で構成され、講義内容は、子どもや子どもの発達に関する知識を伝える理論講義が多くなります。理論講義の背景に位置づけられるのは、モンテッソーリ教育の考えと現代科学で証明された事実に依拠します。

履修年限

履修年限 1年(卒業までの最短年数)
在籍年限 3年(在籍可能な最長年数)

  • カリキュラムは1年間ですが、最長3年間在籍できます。

履修科目一覧

  • 平成29年度現在の履修科目です
分野 履修科目
A. 理論科目:モンテッソーリ教育の土台としての理論 医学
小児保健
生命の維持
B. 理論科目:モンテッソーリ教育の理論 マリア・モンテッソーリ その生涯と業績
実践理論
0歳から3歳の発達
運動論
環境論
大人の役割
音楽
美術
3歳以降のモンテッソーリ教育
C. 実践科目:方法論 粗大運動の活動
微細運動の活動
日常生活の練習
言語教育
感覚教育

理論科目

「理論科目」では、0歳から3歳の子どもの精神・肉体両面の発達に関する知識、また、この時期の子どもに関わる大人の役割などについて学びます。0歳から3歳のモンテッソーリ教育がそれ以降どのように展開していくのかについての「3歳以降のモンテッソーリ教育」の授業もあります。モンテッソーリの考え方だけでなく、現代科学で証明されてきた事実を基にした理論(「小児保健」、「医学」等)を学び、乳幼児教育の実践に必要な幅広い視野を養います。

実践科目

0歳~3歳コースの「実践科目」では、以下の分野を学びます。

粗大運動の活動

運動の獲得は、子どもの成長の方向である自立への一歩です。ここでいう「運動」とは、跳び箱や鉄棒などの体育的なものをさすのではなく、歩く、階段の昇り降り等の全身を用いた大きな動きをさします。ずり這いから歩行までの運動の獲得を援助します。

微細運動の活動

運動の獲得は、子どもの成長の方向である自立への一歩です。ここでは主に、手、指を使った運動をさします。握る、落とす、たたくなどの動きを通して微細運動の獲得を促します。

日常生活の練習

粗大運動と微細運動が複合的に合わさった活動です。共同体の一員として日常の活動に参加させることにより、環境への適応を促していきます。着衣枠、観葉植物の世話などの活動が含まれます。

言語教育

ことばの獲得は、人間のDNAに組み込まれている本能です。子どもは「話しことばの敏感期」にしたがって、自分の周囲で話されている母語を獲得します。しかし、ことばの量や質は環境に左右されます。モンテッソーリ教育の『言語教育』では、子どものことばの発達段階に合わせてきめ細かなステップを用意し、豊かな語彙を養います。

感覚教育

子どもには、無意識に環境をまるごと吸収する精神が存在します。吸収する精神によってため込んださまざまな感覚的な印象は、感覚教具に触れることによって整理されていきます。「感覚の敏感期」を考慮し、発達段階や興味に応じた感覚教具に触れることにより、感覚の洗練を促します。また、感覚教具の操作方法は、子どもの知性の覚醒を促します。

才能開発教育研究財団

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日本モンテッソーリ教育綜合研究所

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