受賞作品展示 科学部門
令和元年度(第56回)受賞作品
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受賞者の言葉
家族のみなさん、知り合いのおじさん、大工さん、電気屋さんのおじいさん、モーグル少年団のかんとくとみんな、クラスの先生とみんな、学校の先生方、才能開発コンテストの方々。本日は誠にありがとうございます。
文部科学大臣賞の報告を聞いたとき、お母さんに抱きつきました。
ぼくは小さい頃から水が大好きで、水を空中に飛ばすとアメーバのような形になることに気がつきました。また、4才頃からブラックホールにも興味を持ち、机の上から何度も飛び降りて「これが重力だ!」とよく言っていたそうです。その後、ドラえもんに興味を持って、宇宙とひみつ道具が想像の中で組み合わさり、新しい発想の道に続くドアの鍵を何度も見つけてきました。しかし、友達に話しても相手にされず、この事がきっかけで自分の仮設を立証するため科学展にチャレンジすることになりました。これは2年生の時でした。まず、初めに取り組んだのは「小惑星探査機はやぶさがイトカワのサンプルが入ったカプセルを持ち帰るためのパラシュート」を改良して「より速く正確に、中身を壊さずに落下する」パラシュートを研究しました。この研究のきっかけになったのは、小さい頃に買ってもらった絵本「おじいさんのはやぶさ」です。この時は実験データをまとめて次の実験につなげることが難しかったです。でも、実験装置の開発は、誰にも文句を言われずに考えることができるので、最高の気分になれます。これが一番の楽しみなのです。
3年生の時のテーマは「小惑星探査機はやぶさのスウィングバイ」です。スウィングバイとは、惑星探査機が遠くまで行くときに惑星の重力を使って加速することです。ぼくはスウィングバイを地球上で再現するために、身近なものを投げたり、落としたり、打ったり、飛ばしたり、回したりして試しました。その内に海で大きな波が起きたときに浮き輪を着けて高速で回り続けたら波に流されない大発見をしました。また、質量の軽いものは重いものに引っ張られ、これが「重力」なのだと認識しました。
今年は光の正体を探ることにしました。ぼくは自然が大好きで、太陽を見ていると、光は熱と一緒に地球に届くのか気になってきました。また、光とはそもそも何なのか、などの自然エネルギーに興味を持ちました。そして、太陽の光は異常で例外なくらいエネルギーを持っていることがわかりました。しかし、クリーンエネルギーは晴れ間にしか作れず、持続的に作り出せません。
このような問題点を解決するため、ぼくはこれからもエネルギーを広い分野で応用していき、物理だけでなく、数学、社会学など、幅広く学んでいきたいと思います。
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審査員のコメント