カリキュラム

国際資格取得コース (2歳半〜6歳)

カリキュラムは「講義」と「実習」で構成されています。

講義

各履修科目は国際資格(AMS/MACTE)認定基準に基づき、受講時間数が厳格に決められています。
330 時間にわたる講義では、基本となるモンテッソーリ教育原理から実際の教育現場に応用するための専門知識まで幅広く取り扱います。担当するのはモンテッソーリ教育または教育分野で実績のある国内外の講師です(外国人講師には通訳者が付きます)。科目ごとに与えられる課題は期限までに提出し、担当講師からの評価を受けます。一部オンラインでの講義(Zoom等)があります。

理論科目

モンテッソーリ教育原理
Montessori Philosophy/Theory

モンテッソーリ教育の児童観、教師の役割としての環境の整備や提示の意味などについて学びます。

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実践概論
Practicum Seminars

モンテッソーリ園で実習するための心構えやさまざまな計画、記録の取り方などについて学びます。

保護者教育
Parent Involvement/Education
Parent-Educator Partnership

保護者との良好な関係を築くことの意義やその方法について学びます。

子どもの発達と心理
Child Development/Psychology

発達心理学が明らかにしてきた子どもの発達に関する知見を紹介していきます。

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年間プロジェクト
Year Long Project

グループでトピック(題材)を決め、5分野の視点から考案した教材を一年間かけて作成します。

観察と記録
Observation / Documented Observation

観察のしかたや記録のとり方、重要性、そして記録の保育への活用方法などについて具体的に学びます。

クラス運営
Classroom Leadership

現場である子ども達の生活するクラスをモンテッソーリ教育ではどのように捉え運営していくのか、またその一日の流れについて、具体的な事例の紹介を含めて学んでいきます。

実技科目

日常生活の練習
Practical Life/Everyday Living

『日常生活の練習』の目的は運動の完成です。「模倣期」や「運動の敏感期」を利用して...

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感覚教育
Sensorial

『感覚教育』の目的は感覚器官の洗練だけでなく、吸収する精神でため込んだ、...

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言語教育(日本語)
Language Arts(Japanesse)

乳幼児期のことばの発達を踏まえ、日本語の習得を無理なく促すための...

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言語教育(英語)
Language Arts(English)

英語の言語教育カリキュラムや、環境設定、教具、提示方法などについて学びます。

算数教育
Mathematics

幼児期に算数教育が位置づけられている理由について理解を深めます。

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文化教育
Cultural

文化教育の目的や方法について理解を深めます。文化教育では、生物、地理、歴史(時の流れ)など、子どもの興味関心をひきつける幅広い分野に関する提示を紹介します。

美術・音楽
Art, Music

幼児期の美術活動、音楽活動の目的と、その具体的な活動内容について学びます。

実習

※必要実習期間 1年間(1日3時間以上・週5日以上・合計540時間以上)

2歳半(3歳)~6歳までの子ども達が在籍するモンテッソーリ実践園で実習を行います。
実習に必要な期間は1年間です。実習の過程では、1年間を通し子どもと関わりながら、その成長していく姿を観察する経験が求められます。また、提示の技術を向上させ、理論で学んだことを生かしていく経験を培う必要があります。また、実習にあたっては実習園の監督の下、他の教師や大人との協力関係を構築することも求められます。

実習先は、ご自身で確保していただきます。詳細は下記「実習園の確保について」を参照してください。

実習の流れ

実習園の確保・内諾

詳細は下記「実習園の確保について」を参照してください。

「実践概論」受講

「実践概論」の講義では、実習についての詳細が説明されます。
この講義の受講後、実習を開始してください。

実習開始

実習時間(出勤と退勤)は園の指示に従ってください。毎日の実習時間を記録し、施設管理者にチェックしてもらいます。

視察訪問

実習期間中、当コースより教師が3回視察訪問をします(実習状況により回数が増えることもあります)。

実習終了~ 評価・修了

指定された時間数、観察と記録など、すべての評価項目をクリアすることで、実習を終了します。

実習園の確保について

出願時には「実習園から内諾を得ていること」が必要です。
実習園はご自身で探していただくことになります。
実習園として必要な条件は以下のとおりです。
実習園は、下記の条件を満たしていることが必要です。

  1. 5分野のモンテッソーリ教具の環境がある
  2. 3歳(2歳半)から6歳の縦割りのクラス編成になっている
  3. モンテッソーリ教師の資格(原則として国際資格)を取得してから1年以上の実践経験をもつ教師がいる
  4. 実習期間中、当コース教師による3回の視察訪問(実習生に対する視察)が可能である

※該当する方がいない場合は事務局にご相談ください。

実習園に関して質問や相談がある場合は、お気軽に事務局までご連絡ください。

※対象となり得る園の例
  現在の勤務先、過去の勤務先、ご自身またはお子様が卒園されている園、ご近所の園など
※出願時には「実習園予定申告書(内諾報告書)」を提出していただきます。(申込者本人記入)