受賞作品展示 図画部門
令和2年度(第57回)受賞作品

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文部科学大臣賞(低学年の部)

牛の仲間たち

鹿児島県鹿児島市 和田小学校 3年

山下 夏憐

審査員のコメント

 牛がえさを食べています。1匹はもう食べ終わったのでしょうか、向こうを向いていますね。よく見ると、耳についたタグには牛の名前が書かれています。絵の具の塗り方にも工夫が見られ、牛と牧草では、筆の動かし方が違います。一頭一頭の違いを色で表したり、牧草のふんわりした感じを表そうとしたり、表し方をよく工夫しています。その基になっているのは牛への愛情なのでしょう。見ている人も笑顔になるようなあたたかい作品です。
crown

受賞者の言葉

 わたしは、子牛の絵をかきました。わたしのおじいちゃんと、おばあちゃんは、かいもんだけのふもとで牛を育てています。
わたしは、毎年夏休みに、牛小屋の手つだいをしに行っています。えさやりや、牛のふんをそうじをするお手つだいをします。牛たちにえさをあげると、うれしそうに、近づいて来たので、わたしもうれしい気持ちになりました。たいへんだったけど、牛たちが、よろこんでくれて、わたしは、また、手つだいたいなと思いました。またえさをいっぱいあげて、牛たちが大きくなってほしいです。
そのように、牛たちが、えさを食べているところを絵に表しました。牛たちの体の色は、黒っぽいので、本物みたいになるように、少し黒とはい色をまぜるところをくふうしました。また、牛のえさをかくときには、点をたくさんかくと、わたしがあげたえさとそっくりになりました。
 文部科学大じんしょうをもらったとき、わたしは、とってもおどろきました。学校ではみんなが、
「おめでとう。」
と言ってくれて、家では、お母さんが、びっくりしている様子を見て、うれしくなりました。牛たちのことを絵にかいて、すばらしいしょうをとることができたので、これからも牛小屋の手づだいをしたいと思いました。