受賞作品展示 科学部門
令和2年度(第57回)受賞作品

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文部科学大臣賞(低学年の部)

テントウムシのひみつ パート3

~なぜナナホシテントウはピタッと動きを止めるの?~

岐阜県多治見市 根本小学校 3年

江崎 心瑚

審査員のコメント

 この児童は1年生のときからテントウムシの研究を開始。今回は,すばしっこく歩くテントウムシが急に動きを止めるのはなぜかという疑問から,擬死(死んだふり)の謎を解明することに挑んでいます。
 ナナホシテントウの生息の様子調べ,動きを止める所の素材や色などの条件調べ,体のつくりや起き上がり方調べなどを積み重ねて,極めつけは100匹について擬死時間を測定しています。さらに,擬死の状態のときに刺激を与えてみたり,幼虫時の擬死も調べてみたりと,興味深い研究に仕上がっていて高評価となりました。
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受賞者の言葉

 学校からの手紙に「文部科学大臣賞おめでとうございます」と書いてあり、お父さんとお母さんとお兄ちゃんが「すごいね!」と喜んでくれました。私も「本当に?夢みたい」と思い、とってもうれしかったです。すてきな賞をありがとうございました。
 私はテントウムシが大好きです。小さい体で一生懸命生きる姿がかわいいからです。今年はじっと動きを止めるなぞが知りたくて研究を頑張りました。大変だったことは100匹のナナホシテントウを育てるためにエサのアブラムシを探すことでした。でもいつも家族が助けてくれて研究が楽しくなりました。
 昆虫の体の仕組みを教えてくださった昆虫体験学習館の金子順一郎先生、お世話になった先生方ありがとうございました。テントウムシの知恵はすごいんだよ!ということをもっと多くの人に知ってもらいたいです。
 これからも研究を続けて、大好きなテントウムシともっとなかよくなりたいです。