受賞作品展示 科学部門
令和3年度(第58回)受賞作品

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文部科学大臣賞(低学年の部)

ブランコのひみつを見つけよう

~なぜぼくの方がお父さんよりはやくもどってきたのかな~

岐阜県岐阜市 城西小学校 2年

須田 康太

審査員のコメント

 この児童は、お父さんと公園でブランコをこいだときにいだいた疑問を追究していくのですが、両親や兄弟の協力も得ながら、いろいろな条件(ブランコのこぎ方、体重、スタートの位置など)について一つ一つ実験で確かめていきます。
また、自分でもブランコを作ってみて、自分が見つけたきまりが正しいかどうかを検証しているところもすばらしいですね。
 そして、きまりがわかった上で、最後にいろいろな公園に行って実際にブランコの長さを測定するというように、2年生ながらこの児童の科学的な思考の流れが見事であると高評価になりました。今までのブランコ遊びが、違う角度からのブランコ遊びになったのではないでしょうか。
crown

受賞者の言葉

 ぼくはブランコであそぶことが大すきです。公園でお父さんとブランコであそんでいる時に、二人で一しょにこぎはじめたのに、ぼくの方が先にもどってきたのでどうしてだろうとふしぎに思ってブランコのひみつが知りたくなりました。
 夏休みに入って何ども公園に行き、家ぞくみんなでブランコにのりました。いろいろなのり方で何回も時間をはかるのは大へんだったけれど、みんなでじっけんができて楽しかったです。さいしょのころはぼくがよそうしたことがあっていなくて、「なんでだろう?」「どうしたらもどってくる時間がかわるかな?」と思っていました。でも、たくさんじっけんをしていく中で少しずつブランコのひみつがわかってきました。ブランコのもけいを作ったり、いろいろな公園でたくさんのブランコにのったりしてよそう通りのけっかが出て、「やっぱりあっていたんだ」とブランコのひみつが本当にあっているのかたしかめることができた時はすごくうれしかったです。
 毎日すごくけんきゅうをしてつかれました。でも、家ぞくみんなでやったけんきゅうでぜん国一いがとれて家ぞくみんなでよろこびました。うれしかったです。これからもふしぎに思ったことはじっけんしたり、しらべたりしていきたいです。