受賞作品展示 科学部門
令和4年度(第59回)受賞作品

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文部科学大臣賞(高学年の部)

とべ!もどれ!「手のりブーメラン」3

富山県 富山市立保内小学校 4年

茂 眞貴子

富山県 富山市立保内小学校 1年

茂 眞一朗

審査員のコメント

 この児童は、手のひらサイズの手のりブーメランについて、よく飛び、よく戻る秘密を継続して研究してきました。今回は弟も加わり、毎回同じ力で飛ばせる発射装置を作ることに取り組みます。自分で飛ばしたブーメランが戻ってきてキャッチするという目標に向けて、発射台の角度や高さなどを変えながらデータを集めていきますが、その過程の細かな工夫や改善のプロセスがとてもすばらしいうえ、克明な記録もとっている粘り強さに驚嘆しました。
 そして、苦労しながらもちゃんと戻ってくるところまで到達してすごいな、がんばったなと思いましたし、最後はクラスのみんなも楽しんで協力しているところも審査員には高評価となりました。
crown

受賞者の言葉

 三年前、コロナで休校になりました。みんなで密にならない遊びで楽しみたいと思ったのが、この研究のきっかけです。毎年研究して、一番飛んでもどりやすいブーメランをクラスの全員分作って、みんなで遊びました。
 でも、家では弟が私の飛ばして遊ぶ様子を見て、うらやましがっていました。だから、今年はそんな弟のために、誰が飛ばしても同じ力でちゃんと飛ばせる発射装置を作ることを目指しました。上手くいかないことがたくさんあったけれど、二人で助け合って目標だったブーメランのキャッチにも成功しました。

 はっしゃそうちをおくはっしゃだいをつくったら、ぼくでもかんたんにとばせるようになって、うれしかったです。とばすかくどやはじくばしょをかえたら、とびかたがかわっておもしろかったです。はじめてキャッチできたときはかぞくみんなではくしゅしました。

 ご指導くださった科学博物館の先生や学校の先生方、本当にありがとうございました。