受賞作品展示 科学部門
令和5年度(第60回)受賞作品

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文部科学大臣賞(低学年の部)

カビ1

滋賀県 多賀町立大滝小学校 1年

川村 千歳

審査員のコメント

 いろいろな場所に食パンを押し当ててカビを採取し、その食パンを袋に密封して7日間の変化を観察、比較するという手法は、子供らしく面白い発想によるものです。観察のスタート時点で、カビが最も多い場所・少ない場所の予想もしていて、見通しを持ちながら取り組んだ点も評価されました。
 場所ごとのカビの色の違いをシールで表したり、湿度の状況も合わせたカビ地図に表したりと、とても工夫したまとめ方がなされ、しっかりと考察も行われていました。カビの色の違い(=カビの種類)の調査までできれば、もっともっと面白い研究になるね、という意見もありましたので、学年が上がる今後も期待したいと思います。
crown

受賞者の言葉

 わたしがじゆうけんきゅうにちょうせんしたきっかけは、おにいちゃんです。おにいちゃんが小学校で6年かん、じゆうけんきゅうをつづけているのを見て、「わたしも小学生になったら、ぜったいじゆうけんきゅうをやりたい!」とずっとおもっていました。
 わたしがけんきゅうしたカビは、ふしぎないきものです。どこにでもいるのに目に見えなかったり、きゅうに出てきたり、正たいがよくわからないところがおもしろいです。いろもカラフルで、なにいろのカビが出てくるか、かんがえるのもワクワクします。カビをつかまえるのにつかった白いしょくパンが、いろえんぴつでいろをぬったようにカビのいろになって、まるでカビがえをかいているみたいで、かんさつがたのしかったです。
 はじめてのけんきゅうで、大きなしょうをもらえて、とてもうれしいです。これからもけんきゅうをつづけて、カビのふしぎをもっと見つけていきたいです。