カリキュラム

教師養成通信教育講座「0歳〜3歳コース」

履修科目一覧

※ 2023年度の履修科目です
分野 履修科目
A. 理論科目:モンテッソーリ教育の土台としての理論 医学
小児保健
生命の維持
B. 理論科目:モンテッソーリ教育の理論 マリア・モンテッソーリ その生涯と業績
実践理論
0歳から3歳の発達
運動論
環境論
大人の役割
音楽
美術
3歳以降のモンテッソーリ教育
C. 実践科目:方法論 粗大運動の活動
微細運動の活動
日常生活の練習
言語教育
感覚教育

理論科目

「理論科目」では、0歳から3歳の子どもの精神・肉体両面の発達に関する知識、また、この時期の子どもに関わる大人の役割などについて学びます。0歳から3歳のモンテッソーリ教育がそれ以降どのように展開していくのかについての「3歳以降のモンテッソーリ教育」の授業もあります。モンテッソーリの考え方だけでなく、現代科学で証明されてきた事実を基にした理論(「小児保健」、「医学」等)を学び、乳幼児教育の実践に必要な幅広い視野を養います。

実践科目

0歳~3歳コースの「実践科目」では、以下の分野を学びます。

粗大運動の活動

運動の獲得は、子どもの成長の方向である自立への一歩です。ここでいう「運動」とは、跳び箱や鉄棒などの体育的なものをさすのではなく、歩く、階段の昇り降り等の全身を用いた大きな動きをさします。ずり這いから歩行までの運動の獲得を援助します。

微細運動の活動

運動の獲得は、子どもの成長の方向である自立への一歩です。ここでは主に、手、指を使った運動をさします。握る、落とす、たたくなどの動きを通して微細運動の獲得を促します。

日常生活の練習

粗大運動と微細運動が複合的に合わさった活動です。共同体の一員として日常の活動に参加させることにより、環境への適応を促していきます。着衣枠、観葉植物の世話などの活動が含まれます。

言語教育

ことばの獲得は、人間のDNAに組み込まれている本能です。子どもは「話しことばの敏感期」にしたがって、自分の周囲で話されている母語を獲得します。しかし、ことばの量や質は環境に左右されます。モンテッソーリ教育の『言語教育』では、子どものことばの発達段階に合わせてきめ細かなステップを用意し、豊かな語彙を養います。

感覚教育

子どもには、無意識に環境をまるごと吸収する精神が存在します。吸収する精神によってため込んださまざまな感覚的な印象は、感覚教具に触れることによって整理されていきます。「感覚の敏感期」を考慮し、発達段階や興味に応じた感覚教具に触れることにより、感覚の洗練を促します。また、感覚教具の操作方法は、子どもの知性の覚醒を促します。

履修年限/在籍年限

履修年限 1年(卒業までの最短年数)
在籍年限 3年(在籍可能な最長年数)